2011/11/30

Linux Mint 12のファーストインプレッション

Linux Mint 12がリリースされていた。
Ubuntuの頃はベータ版から試す勢いだったけど、このところの忙しさにかまけてうっかり忘れていた。


早速インストールをしたので、軽くファーストインプレッションをお送りする。バージョン11の頃からの軽快さはそのまま残してのバージョンアップは賞賛に値する。カスタマイズが楽チンでアクセスもしやすかったMintメニューに、なにやらUnityっぽい”毒”が注入されてしまった点は、非常に残念。


ヲイラ試したことないんだが、デスクトップ左上から展開できるメニューが、先日友人宅で触らせてもらったUbuntu11.10に非常に似ていて、軽くショックをうける。


作り手は、こんな風に「ビロ〜ン」ってアプリの一覧を見せられてアクセスしやすいと考えてんのかね。もう一度書くけど、このウィンドウ(?)を開くにはマウスをデスクトップの左上隅でクリックする。でもアプリの用途別分類は右カラムなんだよね。だから使いづらくなったMintメニューを避けるにはここからアクションを始めることになる。


左カラムにアイコンを選んで並べられる機能もついてんだけど、なんだろう?・・・なんとなくUnityを採用したUbuntuを使わなくなった原因のひとつとなった”アクセスのしづらさ”がちょいと臭い始めた気がする。


 ただPC自体のスペックに依存して負荷をかけたりしない分、Ubuntu+Unityよりは断然いいね。
普段使うアプリのインストールと、ここだけはどうしても譲れないSCIM-Mozcの設定も終わったし・・・次はサーバいぢりたいんだけど、仕事しなきゃな。






2011/11/18

Excelでリボンと格闘してみる

VistaからXPにダウングレードしてやったPC。
落ち着いて考えてみるとバージョンをアップしながら利用している会計ソフトが動けばいい程度に考えていた。MOやファイルサーバ経由で追加でインストールしたのはGoogle ChromeとGoogle日本語入力。それと周辺機器のドライバーくらいだから内部はスカスカの状態。



CドライブもDドライブも90%前後空いてるってのはこうも快適なのね。
恥ずかしながらWindows経験があまり長くなかったりするから気がつかなかったよ。


スピードについては文句ないんだけど、困ったのが当初の懸念どおり”リボンインターフェース”。会計ソフトから必要なデータをエクスポートして、定形のグラフに落としこむという作業をいままではOpenOfficeでしていた。


OpenOffice形式の書類をExcel2007で直接開けたので、エクスポートした書類を読み込んでグラフを表示させるとなんだか様子が変。どうやら数式ではなく数値として開いちゃってるもんで、今まで少しずつリンクしながらつくってきたスプレッドシートを壊してしまったみたい・・・ショックでかすぎるわ。

つくり直すのにもリボンが邪魔してなんともかんとも・・・普段ならなんてことない機械的な作業で5〜6分で完了できるところなのに気づけば3時間も経っていた。


 少しでもリボンをなんとかしようと、Excel2007の解説本を用意。
 1冊はマイクロソフト公認解説書とあり、もう1冊は売上No.1で無料電話サポートがついているとある。どちらもExcelの起動のしかたあたりから書かれていて、実際に参考になったには各2ページくらいだった。

個人的な意見なのかもしれないが、印刷プレビューボタンがワンクリックでアクセスできる「圏内」 にないってのは致命傷だと思うよ。


半年に一度Linuxをクリーンインストールしながらすでに数年経過しているせいか、アプリケーションはあんまりカスタマイズしないでデフォルトのまま使う癖がついたヲイラだが、今回Excelをカスタマイズしてリボンインターフェース以前の環境に近づけることができた。あまり使う機会も・・・なんて言わずに、積極的に使ってみようと思う。

2011/11/14

Linux MintでEco Linux on KVM

 今一番気になるディストリビューションを”仮想化”で動かすことにした。

やっぱり気になるのは、”パソコンデビュー”のお供としてセッティングしたEco Linux。

ウェブブラウザ『Firefox』とターミナルとテキストエディタ、Synaptic パッケージマネージャだけでアプリケーションが構成されているというシンプルすぎる設計。


「メールもいらないからネットだけ使えればいい」というリクエストにお答えした究極のカタチだったりするのだが、使い始めればいろいろとやりたいことって増えるからね。
リスクマネジメントの一環としてインストールしてみた。


仮想化ソフトのKVMも数えるほどしかボタンがなく至ってシンプル。日本語化もされているし直感で使えるのはとても嬉しいな。


右のサムネイルは、インストールが済んだので、ターミナルを起動してアップデートをかけているとこ。めいっぱいメモリを割り当ててもカクカク動くイメージがあったのだが、Eco Linuxについてはサクサクと動く。起動時間もかなりのスピードで、ぶっちゃけすんごく惹かれる。


たとえばUSBメモリにEco LinuxをインスコしてFreeMind(Javaも?) を入れて持ち歩く。
外出先でネットにつながったパソコン借りて・・・って考えてみるだけでも楽しい。やっぱりibus嫌いだからできればSCIM-Mozcで使いたいし、BlueFishやGIMPがあれば無敵じゃね?とか考えると結局は肥大化しちゃうからEco Linuxのメリットってなくなっちゃうのかね?


Eco…のユーザさんって、どんな風に使いこなしてるんだろ?
なんだかとても気になってきた。

2011/11/11

Fujitsu Bibloのセッティング

パソコンを使っていると微妙に待ち時間がある点に気づく。
それは例えば大きなファイルをコピーしている最中だったり、アプリケーションをインストールするときだったり。

 スキマ時間を上手に活用するといろんなことができることは、書店のビジネス書コーナーに並んでいる自己啓発本を読んでいただくとして、本日のお題は『Fujitsu Bibloのセッティング』だ。


ひとつ前の記事にノートパソコンがやってきた話を書いた。
パソコンルームには11台ものパソコンが・・・いくらなんでも、すでに飽和状態。第一LANポートもコンセントもいっぱいなんだよね。


そんなわけでFMV-BIBLO NB18D/Fを使ってLinux布教活動をすることにした。
まずはWindows環境のバックアップをとる。 先日Logitecから”最後のMOドライブ”なる製品がリリースされたが。SOHO歴の長いヲイラはだいぶ以前からMOを使っている。今みたいに電話回線が太くなる前は、これにデータぶち込んで送ったり送られたりしたもんだ。


そんでもってFMV-BIBLO NB18D/Fのリカバリー。これからFTTHかADSL回線を用意してパソコンを始めたいという女性(なぜか女性からのオファーが多い)がいたので、本人に希望を聞くと「とにかくインターネット」なのだそうだ。メールもいらない、とりあえずホームページが見られればいいとのことなので、あれこれ探してみると、そのままズバリの要件を満たしているディストリビューションをみつけた。


写真は、そのディストリビューションをインストール&アップグレードを終えたFMV-BIBLO NB18D/F・・・ツワモノならこの写真だけでわかるのかね?


もともとメモリを増設してるわけでもないFMV-BIBLO NB18D/Fは、WindowsXPを動かすにも青息吐息の状態。レジストリをいぢくりたおしてシステムの最適化を施してもファンはうなりっぱなしだったのだが、LinuxをクリーンインストールしてあげたところWindowsの呪縛から解放されたように軽快に動く。その変わりっぷりは納品するのを前提にセッティングしたヲイラが使いたくなるくらい。 


夕方自宅によってもらって、メンテナンスを含む使い方を実地に指導。 
幸いキーボードは打てる人だったので、無事引渡しが完了した。


ノートパソコンの弱点といわれるヒンジ部分に負担をかけないよういつも開っぱなし、灯を入れないときはカバーをかえて大切にしてきた1台がまた手元を離れていった・・・なんだかやっぱり寂しいねぇ。


同時進行で進んでいたもう一台のFMV-BIBLO MG/C90。
こちらには会計ソフトをはじめ、標準で使うであろうアプリ群をインストール。そして悪名高きリボンインターフェースのMS-Officeも。


MOにバックアップしたデータをハードディスクに戻し、テストを兼ねてExcelを起動したんだけど、もううんざりしちゃったぃ。








 FMV-BIBLO NB18D/FにインストールしたのはEco Linux。
古〜いWindowsにうんざりしちゃったなら、お試しあれ!

2011/11/10

Vistaがやってきたのでダウングレードしてやりました

某所でサーバとして活躍していたPCがやってくる・・・はずなんだけど、新しく導入したサーバがきちんと可動したのを確認してからということで現在は調整待ちの状態。あんなことやこんなことをしてみたかったりするのだが、しばし我慢。

そうこうしているウチにノートパソコンがやってくることになった。
こちらも某所で使われていたFMV-BIBLO MG/C90というモデル。スペックを確認するとOSはWindows Vista Business。その存在は聞いたことがあったけど、はじめて触ったよ。

 まずは並べてみる。
 向かってて前からiBook。現在はUbuntuサーバが動いている。次が今回やってきたFMV-BIBLO MG/C90。そんでもっていちばん奥がFMV-BIBLO NB18D/F。

パソコン教室かパソコン再生工場のようだと自分でも感じるな。
でもまぁ、こんなモンだ。



大きさはiBookよりはちょいと大きく、A4ノートよりは一回り小さいサブノートという分類か?パソコン持参でいろんなところへ出かけるという仕事が最近はあまりないのだが、そっか増やせばいいのか。

そんなことを考えつつ灯を入れると、立ち上がったのは先程も書いたWindows Vista Business。まずはコレをなんとかしないとなと、システムディスクを確認するとXPのリカバリーディスクが!


そっか上位OSには、こんな特典があったんだったね。


早速DVDドライブに突っ込んでリブートしてみるもHDDからしか起動しない。BIOSを確認したら起動順序を変更する箇所が見当たらない。


どうしたらイイもんかわからず、とりあえず情報を求めてGoogleの検索窓と戯れてみるとFujitsuのオフィシャルサイトに年代別に細分化されたPCのマニュアルPDFが用意されていたのを見つけることができた。



CDブートの方法がわかればいいだけなのに、なんだか嫌がらせで遠回りさせられた気分。こんなところにトラップ仕掛けないでほしいわ。


そんなこんなでリカバリーを開始。
気になって調べてみるとWindows 7からXPへのダウングレードってのもアリなんだな。XPが出来すぎクンだったってのは理解できるけど、Microsoftったら新商品にどんだけ自信がねーんだろ?




約1時間弱の所要時間で無事ダウングレードは終了。
左に貼りつけたのが悪名高きVistaが動いていた最後の勇姿。XPのサポート切れたら・・・またそんとき考えよっと。



とりあえずGoogle ChromeとGoogle日本語入力をインスコしてメーカー謹製の”使わないアプリ群”をすべてとっぱらった。ちょいといじってみると、速い!CドライブもDドライブも占有率10%以下というスッカスカの状態だから当たり前っちゃ当たり前なんだが。


あとはMindMapとOffice系のアプリを入れりゃほぼ完成かな。
Linuxは半年に1回(ディストリ変更があるからそれ以上か)クリーンインストールしてるからデータの移行もお手のものなのだが、Windowsは慣れないせいか面倒くさい。


しかしUIを考えるときにもっと直感的にとか、アクセスしやすいようにとか考えないのかね? こんなクソなくせにOSにサイクルがあって、なおかつ有料。優良じゃないくせに有料。


しかもライセンスに非常にうるさい。
それでも1台はないといろいろと仕事で支障が出たりするんだよね。シェアを握るって素晴らしい!


 さて、これでもう1台のWindowsマシンが役目を終えるワケだが・・・どうしよっかな♪

2011/11/09

Linux Mint + KVM で仮想化してみる

仮想化で思い出すのは、Windows 2003 ServerにVMwareをインストールしたこと。当時のブログを読み返しても、あまり時間が取れず云々と書かれていて、ちょいとブルーになった。基本的にWindowsはほとんど使わないからデュアルブートとかそのあたりに興味はないのだが、「もっと使いやすいディストリビューション」を常に探しているためイロイロといじくっちゃうんだな。


Googleの検索窓と遊んでいたところ(結構ヲイラは遊んでるんだが、ヲマイラはどーかな?)KVMなるキーワードを発見。KVMってのはKernel-based Virtual Machineの略で、Linux Kernelつまりコアの部分にすでに組み込まれた仮想化技術なのだそうな。コムズカシイ話は他のウェブサイトに譲るとして実際にKVMの環境をLinux Mintで整えてみた。


まずはプロセッサエミューレータをインスコ。 ちょいとボリュームが多いが、コーヒーでも飲みながら完了を待とう。

sudo apt-get install qemu-kvm

つぎは”仮想化”をGUIで操るためのツールだ。 実際に使ってみるとかなりシンプル。コマンドが使えないあなたには必須アイテムなので、チェックよろしく。

sudo apt-get install virt-manager

最後にユーザアカウントを追加してリブートしよう。(←ここだけコマンドを書かないのは、イヂワルだから ^^ ;)


Linuxをインストールしようとするとき、手順としていちばんオーソドックスなのは該当するisoファイルをダウンロードしてCD-RやDVD-Rに焼く。そのディスクからリブートさせて作業するって方法だな。

確かVMwareのときは、ゲスト用の古いバージョンのisoファイルを使った記憶が・・・。他の仮想化技術についてはよく知らないが、 この時点でちょっと萎えたのを覚えている。
 

今回取り組んでいるKVMについては、そんな制限はなくディストリビューションのダウンロードページに用意してある通常のisoファイルが使える。パソコンの中に入っているisoファイルでも、DVDやCDに焼いたあとでもゲストOSとして迎えられる点は賢い気がした。


そんなワケで環境が整ったので早速インストールしリブート。
といってもウィンドウの中で勝手に再起動している様子はなんとなく奇妙に映る。最初SSHで離れた場所のパソコンにログオンした時もかなり違和感があったから、そのうち慣れるかな?




3枚目のサムネイルは、今使っているMint 11 Katyaではなく、何代か前のLTS。
Mintメニューだけ見ても、日本語訳がまだらなのがわかる。

ヲイラ的に英語に違和感があるわけではないのだが、不完全な様子を見せられるってのがやっぱり気になるんだよね。

ちょいと動きがカクカクなのが気になったりもするが、せっかく整えた環境だから使い倒すことにしよう。

2011/11/04

Linux Mintではじめるプログラミング

電脳日記の他に某ウェブサイトで日記を公開している。
勝手気ままに感じたことや、そのときの旬というかマイブームを公開しているのだが、そこと電脳日記を連動して読まれちゃうと・・・個人情報にも匹敵する”ヲイラの思考”がダダ漏れしちゃってることに気づく。

某ウェブサイトの方は、過去記事にアクセスしづらいツクリになってるから大丈夫だな、きっと。


Linux Mintにもなんとか慣れてきたので、この辺で新しいことを始めようかとプログラミング言語の本を片手にPCの前に座った。


左に貼ったサムネイルのように、テキストエディタ(こーゆー場合はソースエディタか)と端末を起動して・・・・ってのが今までのスタイル。


近頃あちこちで目にする”総合開発環境”って言葉に吸い寄せられるようにEclipseをインストールしてみた。バージョンを確認してみると最新の3.7〜Indigoから2つレガシーな3.5〜Galileo。


このあたりは、はじめて触るヒトにはとりあえず関係ないもんね。
そんなわけでさっそく起動してみたのだがEclipseの使い方がよくわからず、新規書類を用意するのも意外と手間だったりして、いっこうに進まずちょっとびっくり。JAVAのソースをコンパイルしたり実行したりするコマンドを身につけたほうが早いのかも・・・といきなりの及び腰になってしまった。


こーゆーときはとにかくググる!ということで情報を集めてみると、手取り足取り使い方を教えてくれるサイトを見つけることができた。そこの例に習ってはじめてみる・・・ソースコードとクラスファイルのフォルダ分けを自動でやってくれりゃ、コンパイルも自動なのね。


インタプリタとコンパイラの分類がヲイラの中で、今なくなった瞬間だった。


急いでJavaについて書かれた本をネットで手配した。
これから時間を見つけてジックリ取り組んでみようと思う。


ちなみにEcripseの日本語化はこちらのサイト(http://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0167?page=2)がいちばん役に立ったので参考にされたし。