今年一発目のイベントは”神様”の引渡し。
古くから伝承している決まりごと。田舎ならどこにでもあるような慣わしがウチのご近所にもあって、そのひとつがこの”神様”だったりする。
どんな伝承なのかを詳しく書き記すとお里がばれるので、その辺りは適当にぼかしつつお送りしてみる。
まずは前日、お客様が大挙して訪れるなんてことが滅多にないので、物置に置いてあるテーブルを引っ張り出してみるとなんと脚が見つからない。脚がないテーブルなんてまったく役をしない板にしかならず急遽テーブルを購入・・・前途多難である。
写真は某ホームセンターで貸してもらった配達車両。
乗り慣れない軽トラックは微妙に酔う。路面の凹凸がダイレクトに体に伝わってくる気がするな。
前途多難という4文字が脳裏をかすめつつ、緊張の当日を迎えるのであった。
会場となる集会所に行ってみると、まだ始まるまで30分以上余裕があるというのにも関わらず、神様(と呼ばれる掛け軸)まわりの準備が整っていた。
花やお線香が添えられ、静かに開会を待っている様子はなんだか厳粛に感じる。こんな気持ちになるのは脈々とこの行事が行われるのを見ているからで、ほおづえをつきながら、このブログを流し読みしているあなたたちには関係ないんだろーな。なんか腹立つな。
鏡餅が供えられ、ぼちぼち人が集まりだしてお寺の住職が到着し粛々と会は始まったのであった。
語源はおぼろげながらにしかわからないのだが、ググってみるとそのものズバリがヒットする。
ちなみにその名称を書くと、ピンポイントでどこの土地なのかも露見してしまうためやっぱり伏せることにする。ってかGoogle恐るべし。
左の写真が完成図。
細かいようだが、それぞれの並び方も決まっているようで微妙に緊張する。
ちなみに今年神様を受ける”当家”にあたるヲイラ。来年は送り出す番なので、この会場の設置や運営、料理の手配その他モロモロを取り仕切らねばならない。なんだか緊張するなぁ・・・。
慌しく時間は過ぎて住職の読経のあと新年会が始まる。新年会の参加者は年上ばかりでいつまで経っても相変わらず最年少参加者のヲイラは、小間使いよろしく酒や料理の配膳などで動き回る。いつ飲んだのかあまり記憶がないのだが、とにかくかなり酔ったらしい。ぼんやりした記憶がすっきりしたとき、年上の方々と一緒になぜかスナックでカラオケをしていた。場所もよく覚えていなければ、集会所の後片付けなどなにもしていないことを思い出したがあとの祭り。ヲイラを含めて4人でボックス席に腰を下ろしていたのだが、お酒を鬼のように飲むイメージがある先輩がたが2人寝ていた。
こんな風にして譲り受けた”神様”は、今神棚に奉ってある。
1年間何事もなく過ごせたら、来年送り出すときはきちんと頑張らないと・・・と思うのであった。
2008/01/15
イベントレポート
来年につづく
時刻: 16:42