2009/06/25

Ubuntuでサーバーを立てる

今では中古でしか入手できない状態となったPowerPC搭載のMac。


一度追い出されたスティーブ・ジョブスがアップルに電撃復帰して、満を持してリリース!爆発的にヒットした「おむすび型のiMac」もいまでは歴史上の出来事になっちゃってるのかもね。


ヲイラのiMacもWindowsPCのノートパソコンの裏に放置してあっただが久々に灯を入れてみた。リナックスフリークというアラートとメールをつかって半自動で更新しているブログがあるのだが、おもしろそうなネタを発見したので動いてみた次第だ。


実際Linuxの強みって、型落ちのマシンが息を吹き返すことなんだよね。
X-Windowが重いならコマンドで操ればいい話。Appleとの関係が終了したIBMのPowerPCだけど、そのPPC搭載MacにはLinuxという強い味方がいるんだな。そしてせっかくだからサーバOSをと考えて今回iMac復活のために選んだディストリはUbuntuのサーバ版。


まずいちばんに必要なのがISOファイルだ。
このあたりは軽くググればヒットするので各自よろしく。


実際にCD-Rに焼いてインストール作業にとりかかる。ヲイラのiMacはメモリも非力なためなのか、それともPPC向けには用意されていないのかインストール画面もテキストベースだ。実際作業に取りかかると気づくのだが、綺麗に日本語化がされているように見えて肝心な所になると英語表記になって困惑させてくれるあたりはUbuntuのウェブサイトに非常に似ているな。


PPCにインスコする上で注意事項をひとつ。
CD-ROMドライブからインストール作業を開始したのにもかかわらず、しばらくすると「CD-ROMがみつからない」というトンチンカンな反応を返してくる場合がある。そんなときは次の操作で対応して欲しい。

・Ctl + Alt + F2 で2個目のスクリーンを開く
・modprobe ide-scsi とコマンド
・Ctl + Alt + F1 で元のスクリーンに戻る


そーするとCD-ROMがみつけられたようで、続きを始めてくれるぞ。


貼り付けたサムネイルは諸々の設定を終えて起動させた様子。
ネットワークまわりの設定作業はデスクトップ版の通常のUbuntu同様自動でやってくれる。とりあえずヲイラはsambaを入れてファイルサーバにした。


実際にX-Windowを入れない状態のコマンド操作だけで使うLinuxにしたのはMkLinux以来だからひょっとしたら10年ぶりくらいか?それでもけっこう体が覚えていたことにちょっと感動。アップデートのサポートがついた無料の環境が、割と手軽に構築できた。押入れに入ったままのパソコンがあるなら試してみることをオススメしとく。